「夫に不倫をお願いされました」あなたはこのタイトルを見てどう思いますか。
『酷い、こんな夫とはすぐに別れる』それとも、『羨ましい』ですか?
妻を愛していても、どうしても受け止められないところがある夫の弘樹。
夫を愛しているからこそ、受け止めて欲しいところがある妻の花恵。
誰だって受け止められないところはありますよね?
家族が円満でいられるようにと、弘樹が出した答えが、妻に不倫を進める事でした!
果たして、この方法は本当に家庭を円満にするのでしょうか。
夫公認で不倫にチャレンジする花恵の奮闘と、相手探しに協力的な弘樹、二人の心情には共感できる部分も多いはずです!
「夫に不倫をお願いされました」は、不倫!なのに、なぜか楽しい?作品になっていますので、1~4巻のネタバレを、是非ご覧ください。
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夫に不倫をお願いされましたネタバレ感想!
夫婦の責任感と思いやりが、あらぬ方向へ向かってしまった感はありますが、今では前向きな考え方と言ったほうが良いのでしょうか?
あなたも、弘樹と花恵の感情に共感できる部分がきっとあります。
二人がどのようにしてお互いの問題を解決していくのか、知りたくありませんか?
現代社会にセカンドパートナーという言葉ができて、数年経ちました。
私はこの作品がどのように完結を迎えるのか、とても興味深いです。
このお話の簡単な家族構成をご紹介しておきます。
妻:永乃花恵 29歳 育休中
夫: 弘樹 32歳 銀行員
娘: 春奈 1歳
1話ネタバレと感想
ついに夫に言われた…
「外で解消してきてよ」
主人公の永乃花恵は、子供が寝ている隙に携帯でAVを観ながら1人エッチが習慣になってしまった。
「寂しい、私の人生はもう終わりなのか…。」
悩む間もなく子供は泣き出し、我に返って子供をあやします。
十分幸せなのだが、妊娠中を最後にレスが続き、1人エッチ…。
弘樹は毎日仕事に追われ、帰宅時間はいつも0時過ぎ!
本当に疲れていて夫婦生活どころではないが、子供との時間は何とか作る努力をしている。
花恵は弘樹を心配しますが、弘樹の仕事内容には疎いのです。
説明されても理解できません。
「分からなくてもいいよ、この知識を使う事なんてないでしょ」と弘樹は軽く言いますが、
この一言が花恵を不安にさせてしまいます。
一方、花恵の1日は育児と家事です。
子供のおむつ変えや、食事の世話、掃除、ets…、毎日この繰り返しです。
弘樹はその話を聞き、「せっかく20代の育休中なんだから、もっと充実させなよ!」と言ってきました。
当然充実させたい花恵ですが、はじめての育児を一人でこなすのは重労働だったのです。
食事を終えた弘樹がお風呂に入り、仕事の事を考えていると花恵が下着姿で入ってきました。
子供も寝たし、明日は休日、寂しい花恵は弘樹にアピールしますが、弘樹に心の底から勘弁してくれ!と言われてしまいます…。
弘樹にとっては、セックス=子作り行為で、子供がいる以上もうなくてもいいのでは?とまで言われてしまいます。
寂しがる花恵に弘樹の返事は厳しいものでした。
「寂しいと思うのは、今が暇で、余計なことを考えるからだ。」
「仕事をしていた時は魅力的だった、子供を預けて仕事復帰したら?」
「今の花恵にはセックスしたいと思うほどの魅力と価値を感じない。」
花恵はその言葉に激怒し、
「女である瞬間を持ちたいと思って何が悪いのか」
と問い詰め、自分がいかに寂しいのか訴えます。
感情的に怒りをぶつけてくる花恵に今度は弘樹が怒りをぶつけます。
「感情的な人間て本当に嫌い」
「春奈にも影響するから良くない」
これは離婚かと思った花恵ですが、弘樹は離婚する気は無いのです。
しかし、花恵の要望には付き合えない。
「だから、セックスも寂しいも、外で解消してきてよ。」
円満な家庭と優しいお母さんをこなしてくれれば、浮気・風俗OK!
この条件は妻のみに有効であり自分は適用外であることを文章にして渡すと言い、その場を解決させました。
だれでも良い訳ではないのに、花恵はここから色々な人と関わっていくことになります。
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感想
正直、どちらの気持ちも分かるのです。
仕事に忙しく、妻を軽く扱うような弘樹の言動には傷つく方が多いでしょう。
そして、過去に何かトラウマでもある感じがしますね。
弘樹は、「浮気して解消してきて」と言いましたが、
そこまで言ったんなら、お前が探してすぐに連れてこいよ!
育児が暇に見えるなら、お前が育休取って面倒みてろ、私が働くし、ついでに浮気するわ!
とまあ、これくらいは言ってやりたいです。
花恵の要望は、弘樹に抱いて欲しい!
普通は育児に疲れて、夫の「抱かせて」を断るパターンが多いのでは?
0時過ぎまで起きて迎えてくれることも凄い事です。
しかし、仕事に必死になるのは家族のため、休日は寝ていたいし、子供との時間も大切にしたい、次の仕事の準備もある、という弘樹の気持ち、私にはよくわかるのです!一概に彼を悪くは思えませんでした。
1巻では、結婚したら1度は迎えるであろう問題や、思いやらなくてはいけない場面を教えています。
仕事に奮闘する共働き夫婦が多い現代社会で、どちらの気持ちも共感できる、何とも複雑な気分でした。
2巻からは、花恵が夫公認の浮気に奮闘していきます。
重くなく、笑える展開になっていると思いますので、楽しみにしていてください。
2話ネタバレと感想
弘樹は不倫公認の書面を完成させ、花恵に内容の確認をさせます。
OKしたつもりは無い花恵は驚きますが、前向きに考えて欲しい!と言われ確認…。
1、土曜日20時~翌朝7時まで僕は春奈供と寝ます。(その間に不倫してってこと)
2、不倫にかかるお金は自己負担。(進めておいてシビアですね…)
3、相手に本気になって離婚する場合は、親権は僕がとる。
この理由は、娘を他人の男と同居させられないから。(花恵も納得)
花恵は、春奈を捨ててまで誰かに本気になったりしない!と言い切りました。
さあ、不倫相手をどうやって見つけるのでしょうか。
弘樹が提案したのは次の3つ。
1、アプリで新規開拓
2、知り合い又は元カレを使う
3、風俗などの業者
それぞれの問題点は
1、新規開拓は素性が分からないから危険が伴う。
2、知り合いはトラブルの元になりやすい。
3、業者はお金が掛かりすぎる。
そこで弘樹がお願いしたのは、元カレでした。
花恵は情が湧きやすいじゃないか、と反対しますが、安全で無料なのは元カレだと断言。
自分の気持ちより、お金を心配されたことに不満な花恵ですが、3人の元カレに連絡し、1人と会う約束をします。
不倫をしに行くことを弘樹に再確認し、「しっかりガス抜きしてきて」と言われ、罪悪感は消し飛び元カレと再会します。
感想
今回驚いたのは、子供の前で不倫の話をする場面が多かったこと!
書面を渡したのは、子供に食事を与えている時だし、不倫をすることの確認も子供の前。
いざ、ガス抜きへ!この時は、弘樹と一緒に子供まで見送りで手を振っています。
漫画ですから、笑えますが、現実だったら凄い事ですよね。
でも、セカンドパートナーがいる家庭は、もしかしたらこんな感じなんでしょうか?
花恵が元カレに会うためにお洒落をする場面がありますが、とても楽しそうでした。
家庭に入り、はじめての育児が1人となると、おしゃれが一番遠のくものですからね。
軽く見送った弘樹も、本心では複雑な心境ではないでしょうか?
3巻では、いよいよ元カレと再会します。
昔の思い出にはなを咲かせ、花恵の1回目の不倫がスタートです。
3話ネタバレと感想
大学生時代の彼氏(有澤優太)、はじめてセックスした相手で、嫌いになって別れたのではありません。
有澤はすでにBarで待っていました。
有澤は、花恵に会えることを本当に楽しみにしていたのです。
Barでは、再会に照れながらも、思い出話に花が咲きます。
花恵の好物、嫌いな物、誕生日のデートの話など、有澤はとても楽しそうに話してくれました。
花恵はそんな有澤にキュンキュンしっぱなしです。
下心に申し訳なさを感じながらも、楽しい時間を過ごし、店を出ます。
ここで花恵は、有澤に連絡した本当の理由を話しました。
恥ずかしくなって、逃げ出そうとする花恵を、有澤は引き留めます。
そして、花恵と有澤はホテルへ。
セックスのブランクを気にして身だしなみを整える花恵に、有澤はどうして自分を選んだのか尋ねました。
花恵は元カレを選んだ理由を素直に話してしまいます。
『本当は風俗にしようと思ったが、主人にお金が掛かるから元カレにして!』と言われた。これを聞いた有澤は、ショックを受け、自分は無料風俗じゃない!と怒って帰ってしまいました。
感想
驚くほど馬鹿正直に話してしまう花恵に、呆れて笑ってしまいました。
奇麗な思い出の元カレだったのに、バッサリと切り捨てられてしまいましたね。
相手の気持ちを感じ取れなかった、花恵の1回目の大失敗です。
自分に都合よくセックスしたいだけの花恵には、淡い期待を持った有澤の気持ちが分からなかったんですね。
まるで弘樹みたいだなと感じたのは、私だけでしょうか?
4巻では、弘樹が協力して相手を探します。
そして、弘樹の本心も少し見えてきますので、お楽しみください。
4話ネタバレと感想
有澤に完全にブロックされた花恵はショックから不倫を止めようとします。
こんな事になったのも弘樹のせいだと、感情的になりはじめ、弘樹と子供は耳を塞ぎました。
弘樹は花恵の事を愛しています。
花恵が感情的になってしまうのも、育児のストレスが原因で、本当なら自分が何とかしなくちゃいけない事もわかっていました。
しかし、今の花恵の気持ちを、自分が全て受け止める事はできませんでした。
せめて半分でも誰かに代わってもらえれば、前のように花恵を抱きたいと思うかもしれないと、弘樹も悩んでいたのです。
花恵と春奈の3人で、温かい家庭と妻の笑顔のため、今度は弘樹が不倫相手を探します。
今回はアプリで新規開拓です。
探す事に疲れた花恵の代わりに、弘樹は隙間時間を使って花恵の好みの男性を見つけ出しました。
既に、会う約束まで決めていることに驚いた花恵ですが、大好きな推しとそっくりな相手にわくわくしながら出かけます。
「花恵さんですか?」
その声で振り向くと、そこに立っていたのは写真とは大違いの男性で、花恵はショックを隠し切れませんでした。
感想
アプリの写真が推しとそっくりで、弘樹も気合いれて約束を決めたのでしょうが、現実は甘くない。
可哀そうに、花恵はこの後どうなってしまうのでしょう…。
元カレにはブロックされ、自分の行動は自分の責任っでしょ、なんて言われてしまったら、しばらく立ち直れないですよ。
それでも、弘樹は自分の負担を減らそうと相手探しに必死でしたね。
花恵が弘樹に振り回されている感じがちょっと辛いですが、花恵にも頑張って楽しんでほしい気もします。
花恵だって、まだまだ女としてイケてるんだと実感してほしいです。
悲しい夫婦関係なのかもしれませんが、上手く笑いを持ってきているので楽しい作品です。
早く5巻が読みたいですし、最終的な落としどころも気になります。
夫に不倫をお願いされました最終回結末はどうなる?
「夫に不倫をお願いされました」は、まだ完結していません。
まだ、序盤といったところでしょうか?花恵の苦労はまだまだ続くと思われます。
不倫が成功するのか怪しい現状ですが、後半には継続した不倫相手を見つける事に成功すると思います。
それはステキな時間を過ごすことでしょう。
でも、それは土曜日20時~翌朝7時までの限られた時間だけ。
気持ちの切り替えが上手くいかず、弘樹に注意され、大喧嘩になるかもしれません。
不倫相手に本気になって離婚するなら親権は弘樹になります。
弘樹が春奈との二人生活になることを想像してみましょう…。
たとえば育児、平日は親に見てもらうとしても、休日は弘樹が見るわけですから、かなりキツイ生活になって来るはずです。
仕事のやり方を変えない限り育児との両立はムリだと思います。
そして、弘樹に近寄る女も出てくるかも〜。
そうなれば、弘樹の足りない部分を彼女が教えてくれるかもしれませんね。
花恵も現実が見えてくるはず!
不倫相手に本当の愛情はないでしょうから、関係を続けても虚しいだけ。
セックスはできても、寂しさは解消されないままです。
不倫の公認なんて馬鹿げたことを提案してまで、弘樹は花恵との結婚生活を続けたい思いがあるのですから、感謝できる時が来るかもしれません。
お互いの思いやるべき所に気付かされ、改めて二人で結婚生活を始めるのではないでしょうか。
夫に不倫をお願いされました原作小説はある?
「夫に不倫をお願いされました」の原作となる小説は、発見できませんでした。
「夫に不倫をお願いされました」は、”恋するソワレ+” という少女漫画レーベルの中の作品で、著者:中家ヨシタカ、出版はシーモアコミックスになります。
夫に不倫をお願いされましたどこで読める?
「夫に不倫をお願いされました」が読めるサイトは、コミックシーモアのみです。
1冊のボリュームは30Pほどで、価格は150円となっています。
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夫に不倫をお願いされましたネタバレ感想!最終回結末の展開も予想!まとめ
「夫に不倫をお願いされました」は、結婚生活の現実を漫画らしくコミカルに描いている作品です。弘樹と花恵の立場が逆の場合も大いに考えられますよね。
夫婦の在り方も十人十色、セカンドパートナーまで認められている時代ですから、この作品は意外と共感されやすい時代なのではないでしょうか。
ドロドロした不倫ではなく、前向きな考えの公認不倫なんて、新しい時代の始まりかもしれない!
外でのガス抜きも大事です!でも不倫以外でね。
以上、夫に不倫をお願いされましたネタバレ感想!最終回結末の展開も予想!でした。
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